秘密戦隊ウーメンズ(短編)

「オーオー、お熱いこったねー」

グリーンはピンクの出て行った扉を見て呟いた。チーム内では博士とピンクが不倫してるのは周知の事実である。勿論博士には奥さん子供に孫までいるが。


イエローがさらに一人食べる者が少なくなったのに気付き満面の笑みを浮かべていた。

私はそれを横目に部屋に戻ることにした。

後ろから、

「うん、これはうまぃっ!!餃子はプリプリしてるし、スープもまた濃厚でおいしいっ!」

「ほんとだね。寒い季節には体温まるしもってこいだわ。」

レッドとグリーンが水餃子を絶賛する声が聞こえて来たが、私は何も言わずに水餃子にがっついているだろうイエローを想像すると益々食欲が失せていくのを感じた。

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