リミテッド
「えっ…」


いつもと違う反応に、一瞬とまどってるみたいだった。


けど、すぐにニヤッと笑って、あたしの首に手をまわした。


「強気じゃん」


チュッ



―――…。



「こらっ。目くらいつぶれ」


おでこをくっつけて言う伸治。


「…みとれてた」


伏せた目の睫が長くて、
きれいだなって、見惚れてるうちに
キスされてた。


「バカ」


あたしの頭をポンッとして、手を引っぱって歩き出す。


あ、恥ずかしがってる。


「今日の香奈子、ヘン」




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