騎士戦争
「聞いていいか」
「うん?」
「どうして鎧 (よろい) の片膝部分だけがあんな所ににあった、どう考えてもおかしいだろう」
彼は床に座り込んだまま、とても楽しそうに笑った。
まるでイタズラを仕掛けた子供のようだ。
「昨日、俺ら夜遅くまで呑んでたんだ。な、エディ」
エディに反応したのはこの場にたった1人いた、彼の部下。
先ほどから忘れられていた者である。
「はい。第一部隊全員、隊長のご提案により夜遅くまで呑んでいました」
「ほう、酒か?いいご身分だな」
「総団長、お説教は後々拝聴させていただきますからそこでストップ。 まずは最後まで俺の話しを聞いてくれ、」