gold prince❤
「なんか、もう新しい家にすんでて、そっから通ってるんだって」
――――知らなかった。
大知はてっきり知ってると思ってたらしく、
私を見て焦ったような、困ったような、驚きの顔を見せた。
その話を聞いたとき、私の中で何かが切れた。
プチッッ
急に目の奥がジンジンして、目の前がかすんできた。
こんなの――久しぶり―――
私は、とっさに叫んだ。
「止めて!!見ないで!!」
もう遅いとわかっていても、抑えられなかった。
自分が泣いていることに一番びっくりしたのは私だった。
今まで友達、もちろん梨沙と大知には見せたことがない。
それは―――――――、、、、
3歳のとき、私は、おばぁチャンを亡くした。――――――
私の親は共働きで、1日の大半はおばぁチャンと過ごしていた。
その所為か、私はおばぁチャン子になっていた。
近所には、2歳年上の男の子がいて、
その子に毎日のようにいじめられて、泣いて帰っていた。
それでもおばぁチャンは、泣いてる私にいつも、
「南瑠は1人で生きていかないといけないんだよ。
いつまでも泣いてちゃ駄目!!強くなりなさい南瑠。」
いつも同じ台詞だった。
意味のわからなかった私は、
その優しく、厳しい両手に毎日泣き続けた。
――――――親と過ごす初めての冬休み。
おばぁチャンは、家にきて、ご飯を食べて帰って行った。
家からおばぁチャンのうちは、近く、歩いて5分ぐらいのところだった。
そんな日の夜。、、、、
久しぶりにお母さんとたくさんしゃべって、眠りについた。
//////////////////
///////////
夢を見た。とても久しぶりに幼稚園に行くと、
いつもの男の子がやってきて。
―――――喧嘩した。
でも私はなぜだか、いつもみたいには泣かずに、
先生に助けてもらって。
泣かない私にびっくりした男の子は泣きだして。
なんだかすっきりした夢だった。―――――
最後に後ろから声がして、、、
――――知らなかった。
大知はてっきり知ってると思ってたらしく、
私を見て焦ったような、困ったような、驚きの顔を見せた。
その話を聞いたとき、私の中で何かが切れた。
プチッッ
急に目の奥がジンジンして、目の前がかすんできた。
こんなの――久しぶり―――
私は、とっさに叫んだ。
「止めて!!見ないで!!」
もう遅いとわかっていても、抑えられなかった。
自分が泣いていることに一番びっくりしたのは私だった。
今まで友達、もちろん梨沙と大知には見せたことがない。
それは―――――――、、、、
3歳のとき、私は、おばぁチャンを亡くした。――――――
私の親は共働きで、1日の大半はおばぁチャンと過ごしていた。
その所為か、私はおばぁチャン子になっていた。
近所には、2歳年上の男の子がいて、
その子に毎日のようにいじめられて、泣いて帰っていた。
それでもおばぁチャンは、泣いてる私にいつも、
「南瑠は1人で生きていかないといけないんだよ。
いつまでも泣いてちゃ駄目!!強くなりなさい南瑠。」
いつも同じ台詞だった。
意味のわからなかった私は、
その優しく、厳しい両手に毎日泣き続けた。
――――――親と過ごす初めての冬休み。
おばぁチャンは、家にきて、ご飯を食べて帰って行った。
家からおばぁチャンのうちは、近く、歩いて5分ぐらいのところだった。
そんな日の夜。、、、、
久しぶりにお母さんとたくさんしゃべって、眠りについた。
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夢を見た。とても久しぶりに幼稚園に行くと、
いつもの男の子がやってきて。
―――――喧嘩した。
でも私はなぜだか、いつもみたいには泣かずに、
先生に助けてもらって。
泣かない私にびっくりした男の子は泣きだして。
なんだかすっきりした夢だった。―――――
最後に後ろから声がして、、、