姫のさがしもの。
自覚


―新幹線の中。



発表会を無事に終え、
大阪へ戻っていく。


安堵と疲れが
一気に睡魔と変わり、

私は目を閉じた。




夢を見るように


今日の光景が

フラッシュバックする。





あきちゃんと、ぴーちゃんの

ぴったりと寄り添った
ツーショットを


思い返す私。






急に私は
鞄から携帯電話を取り出し、

メールを
打ち始めた。
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