姫のさがしもの。


「おもしろそ〜!

賛成でーす」


優希は、
はしゃいだ声で言った。


私はそれに頷いた。



「じゃあ、まずは
デュエット対決!」



そう言うなり、


和泉さんは優希と

ふたりでひとつの
“うたぼん”を見ながら、


何を歌うか相談し始めた。
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