姫のさがしもの。
私、宮岸さんと
一緒に歌うんだ…。
バカみたいに
またドキドキする私。
すると、宮岸さんは
私にちょいちょいっと
手招きをして
内緒話のポーズをとった。
…?
てゆーか、
ちょっと顔が
近いんですけど…!
「…僕ね、
すっごい
音痴なんですよ。
絶対負けると思うんで…
すみません…」
宮岸さんが
私の耳元で囁く。
耳元で聞こえる
宮岸さんの声に
またまたドキドキする私。
…重傷かな?