姫のさがしもの。


でも、

そんな幸せな時間は


あっという間に過ぎて
しまうもの。





―インターホンが鳴った。




私はわかっていた。



それは、
閉店10分前の合図。




本当は起きてたけど


まさに今

インターホンの音に
びっくりして

起きてしまったかのような
演技をして





目を開けた私。
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