姫のさがしもの。


しかし、



待っても待っても

返事がこない。





本当に最後を感じて

絶望する私。




もう、

楽しい夜は
やってこない。




金曜日を心待ちにしながら
過ごす毎日は

もう来ない。






彼の背中のぬくもりと

優しい香りだけが


切なく残っていた。




それを反芻しながら


ひたすら祈るように

携帯電話を握りしめるが、



結局、




返事は見れぬまま


ついに睡魔にあらがえなくなり、

私は眠ってしまった。
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