姫のさがしもの。


「ま、僕の過去なんて

大した話じゃないですよ。


彼女って言っても

半年足らずで
終わった話です。

それに3年も前の話ですから」



宮岸さんは

少し苦笑いの表情で
そう言い、



「さて、

そろそろ
次のお店に行きましょう」


と言って

店員を呼んだ。




時計を見ると
もう午後11時で、
少し驚いた。
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