甘い甘いケーキはどう?短編集


「そっか…」



ノブは安心したような、諦めたような複雑な思いをしているようだった。





「それじゃ、失礼します」



蒼斗くんは私の手を握って帰ろうとしたので、私はみんなに急いで声をかけた。




「みんな、バイバイ!!


また遊ぼうね~」




みんなが手を振ってくれているなか、ノブがちょっと近付いてきた。





「真菜!!今度飲みに行こうな?

友達として!!」





「あ…うん!!」




ノブと友達としていられると思うと嬉しくて頷いてしまった。


隣の視線に気付いたのはその直後……!!



< 60 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop