甘い甘いケーキはどう?短編集
「そっか…」
ノブは安心したような、諦めたような複雑な思いをしているようだった。
「それじゃ、失礼します」
蒼斗くんは私の手を握って帰ろうとしたので、私はみんなに急いで声をかけた。
「みんな、バイバイ!!
また遊ぼうね~」
みんなが手を振ってくれているなか、ノブがちょっと近付いてきた。
「真菜!!今度飲みに行こうな?
友達として!!」
「あ…うん!!」
ノブと友達としていられると思うと嬉しくて頷いてしまった。
隣の視線に気付いたのはその直後……!!