甘い甘いケーキはどう?短編集


「大好きな彼氏がいるって、ちゃんと言ったよ?///」



ホッとしたようにため息をついた蒼斗くんが私の頭を撫でた。



「ありがと…

不安だった。俺より大人でスーツが似合ってて…


真菜を今すぐ幸せに出来そうな男…」







「蒼斗くん!!私は今とっても幸せだよ?」




確かに今日会った同級生は結婚して家庭をもって、子供もいて幸せそうだった。


でも、今は蒼斗くんといるだけで幸せだし、将来蒼斗くんとそうなればそれでいい。



「ごめんな…

俺…年下で…まだ学生で…


まだまだ待たせてしまうけど、

必ず、誰よりも幸せにするから」





「ふふっ…プロポーズみたいだね?嬉しい!!」








「本番はもっとちゃんと言うからな?

それまで、待っててほしい」


< 63 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop