甘い甘いケーキはどう?短編集
「大好きな彼氏がいるって、ちゃんと言ったよ?///」
ホッとしたようにため息をついた蒼斗くんが私の頭を撫でた。
「ありがと…
不安だった。俺より大人でスーツが似合ってて…
真菜を今すぐ幸せに出来そうな男…」
「蒼斗くん!!私は今とっても幸せだよ?」
確かに今日会った同級生は結婚して家庭をもって、子供もいて幸せそうだった。
でも、今は蒼斗くんといるだけで幸せだし、将来蒼斗くんとそうなればそれでいい。
「ごめんな…
俺…年下で…まだ学生で…
まだまだ待たせてしまうけど、
必ず、誰よりも幸せにするから」
「ふふっ…プロポーズみたいだね?嬉しい!!」
「本番はもっとちゃんと言うからな?
それまで、待っててほしい」