セカイのすべて。
砂時計
「なぁ、ここ分かんねーんだけど」
「あのさー、蛍光ペン貸してくんね??」
(・・・うるさい・・・・・・)
それがあたしの涼太の第一印象だった。
授業中分からない問題が出てくればすぐに聞いてくるし、すぐ物は借りるし・・・
その上、
「・・・めんどくせぇ、
先生もー終わりにしよー」
とか隣で大声出すし・・・
とにかくうるさかった。
「なぁ戸高ぁー」
「・・・何??」
いつものようにうるさい涼太を横目で見ながら答える奈実。
涼太は
「・・・ペン」
と一言言って手を伸ばす。
「・・・いい加減買えば??」
呆れた声を出しつつ、
手の上にペンを乗せる。
「サンキュっ」
それを満面の笑みで受けとる涼太。
「あのさー、蛍光ペン貸してくんね??」
(・・・うるさい・・・・・・)
それがあたしの涼太の第一印象だった。
授業中分からない問題が出てくればすぐに聞いてくるし、すぐ物は借りるし・・・
その上、
「・・・めんどくせぇ、
先生もー終わりにしよー」
とか隣で大声出すし・・・
とにかくうるさかった。
「なぁ戸高ぁー」
「・・・何??」
いつものようにうるさい涼太を横目で見ながら答える奈実。
涼太は
「・・・ペン」
と一言言って手を伸ばす。
「・・・いい加減買えば??」
呆れた声を出しつつ、
手の上にペンを乗せる。
「サンキュっ」
それを満面の笑みで受けとる涼太。