Self-indulgent.go.go!
Self-indulgent.go.go!
▼women & girl
がたんがたんと年季の入った音をさせる真っ赤な軽自動車をフルスピードで走らせながら、車内には何故か、ラブ&ピースな曲がボリューム全開で掛かっていた。
「ねえ叔母さん、ボリューム下げていい?」
あたしの問い掛けに、開けた窓にショートヘアを靡かせながら、叔母さんは応えない。
サングラスの奥の瞳は、一瞥さえくれなかっただろう。
「…梓さん、ボリューム下げていい?」
「駄目。」
今度は応えが返ってきた。
それでも尚、小刻みに顔を揺らしながら、上機嫌でその曲を口ずさんだりしている。
「ねえ叔母さん、ボリューム下げていい?」
あたしの問い掛けに、開けた窓にショートヘアを靡かせながら、叔母さんは応えない。
サングラスの奥の瞳は、一瞥さえくれなかっただろう。
「…梓さん、ボリューム下げていい?」
「駄目。」
今度は応えが返ってきた。
それでも尚、小刻みに顔を揺らしながら、上機嫌でその曲を口ずさんだりしている。