Self-indulgent.go.go!
少し肩を竦めただけで、口ずさむメロディは途切れることはなかった。

自分で考えろということだろう。

梓さんはいつだってそうだ。
明確な答えなどくれない。
投げ掛けた疑問を自分で拾って、もう一度空を眺めた。

世界だけでなく、この星までも覆い尽くす青。
ぽっかりと浮かぶ白は、気紛れに風に靡くのだろうか。


「…あたし達ってちっちゃいね。」

「大きい方がいい?」


ぽつりと零した呟きには、期待していなかった応えを返してくれたりする。
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