B L A S T
――ねえ、イツキ。
知ってた?
あの時、あたしはあなたに恋をした。
…ううん。
もしかしたら初めて会ったときから、あなたに恋をしていたかもしれないね。
どんな時もあなたはあたしを助けてくれた。
そして必ず大丈夫か、と優しい声をかけてくれるんだ。
まるでスーパーマンみたいだったと話すと、あなたは照れくさそうに笑ったね。
イツキ。
ねえ、イツキ。
もうあなたの優しい声を聞くことはないの?
イツキ。
ねえ、イツキ。
お願いだから
答えて。
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