きらきら。
ガチャ。
リビングには双子の弟、廉がいた。
「おはよ、鈴。」
「おはよー。」
まだ完全に起きてない体を引きずって、廉の前の椅子に座る。
テーブルにはすでに、お母さんが作った朝ごはんが置いてあった。
「鈴!早く食べなさいよ。新学期早々遅刻なんて恥ずかしいわよ。しかも、今日から廉と同じ学校になるんだから。」
「早くしないと鈴のこと、置いていくからね。」
わたしはそれを聞いてとても気が重くなった。
それは何故か?
廉と同じ学校になるからである。