きらきら。
人でごった返しているホールに向かう。
お母さんに似て、背が低い私は全くクラス表が見えなかった。
「廉ー。見えなーい!」
「ん?ちょっと待ってて。」
お父さんに似て、背が高い廉がクラス表を見てくれた。
「4人とも同じクラスだよ!」
「え!うそ!」
そう言って必死に人の間をくぐり抜けて前の方に行くと、確かに、
河合菜子
・
澤田鈴
澤田廉
・
・
・
・
高梨光太
と書いてあった。
「やったー!」
隣で光太は大喜びしている。
それを呆れつつも嬉しそうに見ている廉。
また同じクラスということに抱き合って喜ぶあたしと菜子。
面倒くさいとか言ったけど、前言撤回。
なんだか楽しくなりそうだ!