きらきら。
「ん?そういえば葵は?」
光太が廉に聞いた。
「葵って誰?女の子?」
私が聞くと、
「いや。男だよ。いつも俺等とつるんでんだ。まだ来てないのかな....?」
廉が首を傾げた。
「その人は同じクラスなの?」菜子の言葉に、クラス表をもう一度見る光太。
「あ!同じだ!」
光太がそう言ったとき、不意に後ろの方から声が聞こえた。
「廉!光太!」
私たちは後ろを振り向いた。
その瞬間。
私は、
恋に、
落ちた。