愛してる
-to2-
『誠、さっきどうだったん?』
『は!?』
『だぁかぁらぁ!愛ちんと・・・。』
『きゃー!?』
アタシは琵月を突き飛ばした。
『な、ななな何を誠に聞いてるの!』
『愛ちん、誠のえっちは気持ちよかった?』
『琵月!』
『悪い悪い。誠エロいから気ぃつけんと、襲われちゃうで。』
誠は琵月の頬を引っ張る。
『うるさい。』
『痛ーーい!』
『愛、コイツ中学校の時女子のパンツ覗き込みまくってたんだぜ。』
『違う!』
『何ですって?誠、今何て?』
心だ。
心は琵月の上にのしかかった。
『琵月くーん、アタシ以外の女の下着見るのねぇ・・・。』
『いえ、今は見ません!』
『ふぅーん。』
怖い・・。
『愛、あっち行こう。』
『う、うん。』
屋上、アタシ達好きだなぁ。
いつも、一緒にいた。
『誠・・・。』
『何?』
『アタシ、誠とのキスが初めてだった。』
『え、さっきの!?』
『うん・・・。』
『うわぁ・・。』
誠は頭を抱える。
『初めてがディープキスじゃん・・。』
確かに。