three times love 〜alrue〜
車内に流れてるのは







オレの一番好きな唄








『何で?』




「だって、寂しすぎるもん」




『そう?』




「季節外れだし」




『今はね』




「消えて無くなるなら、始めからなかった方がいい」




『それは違うよ?』




「だって、知らなければ、失う悲しさもないんだよ」




『消えて無くなるモノだから、消えない様に大切にするんじゃない?』




「えっ?」




『無くならないって分かってたら、誰も大切にはしないだろ』









「な〜んだ」








マリは笑った










「分かってるじゃん」








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