Bloody Tales
時間を忘れて戯れていて
とある言葉が気に障った
それで
手を
上げてしまった
悪夢に変わった瞬間
相手の腕がもげた
なのに ずっと笑っている
人じゃない 砂糖だから
痛くない 感じない
ずっと ずっと笑っている
狂ったように
恐ろしくなって
不気味になって
逃げ出した
笑い声はどこまでも追いかけて
恐怖の器は溢れ出して
私は夢から逃げ出した
◆
一人の少女のある日の夢
まぁ、めでたしめでたし