Bloody Tales


時間を忘れて戯れていて

とある言葉が気に障った


それで

手を

上げてしまった



悪夢に変わった瞬間



相手の腕がもげた


なのに ずっと笑っている

人じゃない 砂糖だから

痛くない 感じない

ずっと ずっと笑っている


狂ったように


恐ろしくなって
不気味になって
逃げ出した


笑い声はどこまでも追いかけて

恐怖の器は溢れ出して


私は夢から逃げ出した





一人の少女のある日の夢

まぁ、めでたしめでたし

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