もう一度、はじめから
「そういえばさ、ちか今年の誕生日はどうするの?」
「なんで?」
「どうすんのかなぁと思って」
「どうすんだろうね」
ホント、どうするんだろう。去年は学校終わってバイトして、そして小田と過ごした。なんてことない1日だった。でも今思うと、誕生日を小田と過ごしたことを、少し後悔している。やっぱり自分の生まれた日くらい幸せに過ごしたい。
「……旅行でも行こっかな」
「いいね!丁度休日だし!一緒にいったげよっか!」
「んな出来ないこと言わないの。桃毎年その日は先生のバースデーコンサートでしょ」
「やーだー」
あたしは桃のだだっ子のような言い方に笑いながら、頭の中では本気で旅行を考えていた。
「なんで?」
「どうすんのかなぁと思って」
「どうすんだろうね」
ホント、どうするんだろう。去年は学校終わってバイトして、そして小田と過ごした。なんてことない1日だった。でも今思うと、誕生日を小田と過ごしたことを、少し後悔している。やっぱり自分の生まれた日くらい幸せに過ごしたい。
「……旅行でも行こっかな」
「いいね!丁度休日だし!一緒にいったげよっか!」
「んな出来ないこと言わないの。桃毎年その日は先生のバースデーコンサートでしょ」
「やーだー」
あたしは桃のだだっ子のような言い方に笑いながら、頭の中では本気で旅行を考えていた。