もう一度、はじめから
あたしはウォークマンで音楽を聞きながら、ぼんやりアパートへと歩く。
秋の少し肌寒い風が、耳に流れる“Autumn Leaves”と合っていて心地よい。
あんなに慌ただしい昼間がまるで嘘のように、今、この瞬間がゆっくり過ぎていく。こんな時はいつも、この夜がずっと続けばいいのに、なんて思う。
もしかして、病んでる……?なんて呟いて、そんな自分が可笑しくて、苦笑した。
でも、毎日朝から授業受けて、楽譜書いて、練習して、終わるとバイト行って。好きでやっている事なのだが、たまに全て嫌になる。そんな時は、こうして音楽や風がいつもより気持ち良く感じる
明日学校面倒くさいなあ、ずっと寝ていたいなあ、明日は何を弾こうかな。そんなことを考えながら歩いていると、あっという間にアパートに着く。
あたしは耳からイヤホンを外して、現実に戻った。
秋の少し肌寒い風が、耳に流れる“Autumn Leaves”と合っていて心地よい。
あんなに慌ただしい昼間がまるで嘘のように、今、この瞬間がゆっくり過ぎていく。こんな時はいつも、この夜がずっと続けばいいのに、なんて思う。
もしかして、病んでる……?なんて呟いて、そんな自分が可笑しくて、苦笑した。
でも、毎日朝から授業受けて、楽譜書いて、練習して、終わるとバイト行って。好きでやっている事なのだが、たまに全て嫌になる。そんな時は、こうして音楽や風がいつもより気持ち良く感じる
明日学校面倒くさいなあ、ずっと寝ていたいなあ、明日は何を弾こうかな。そんなことを考えながら歩いていると、あっという間にアパートに着く。
あたしは耳からイヤホンを外して、現実に戻った。