蒼翼記
第4章 僕ら
僕の中で

何かが変わって来ていた

温かく

優しい"何か"が

育っていた


大切なものがいることの心地良さに

僕は"あの日"を忘れかけてた

前を向き始めていた


その背景で

影が確実に広がっていた事に

闇が深くなっていっていた事に

きっと


もっと早く気付くべきだったんだ
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