蒼翼記
一気に羽付き達がリンを抑え込む。
力が入らない…
「ぐ……っ…!?」
視界の端に白いワンピースがちらつく。
「やだっ離してぇっ!」
「ライアッッ!!」
抑え付けられる頭を無理矢理動かすと、他の羽付き達によって捕らえられたライアは懸命にリンの近くに行こうともがいている。
その瞳からは…
「いやぁっリンッ!!」
涙が溢れていた。
リンがどうする事も出来ないまま、ライアを捕らえた赤い髪のいびつな少し羽を持つ若い羽付きはどんどん小さくなっていく。
リンの中で"何か"が外れる感覚がした。
力が入らない…
「ぐ……っ…!?」
視界の端に白いワンピースがちらつく。
「やだっ離してぇっ!」
「ライアッッ!!」
抑え付けられる頭を無理矢理動かすと、他の羽付き達によって捕らえられたライアは懸命にリンの近くに行こうともがいている。
その瞳からは…
「いやぁっリンッ!!」
涙が溢れていた。
リンがどうする事も出来ないまま、ライアを捕らえた赤い髪のいびつな少し羽を持つ若い羽付きはどんどん小さくなっていく。
リンの中で"何か"が外れる感覚がした。