蒼翼記
もりのなかは、くらいけどくうきがつめたくてきもちがよかった。










「ヒトの子よ。
この森に迷い込んだか。
それとも望んで巡るか」

「!」





上をみると、おおきな目がこっちをみてた。




「はたまた捨て子か。」




くらくてみえなかったけど、
月のひかりがでてきてあかるくなってから、おおきいトリなのがわかった。

おじいちゃんみたいな声だとおもった。






「こんばんわっ…たかいとこ、いいきもち?」



ここにいるのがきもちよくて、うれしくなってきいたら、おおきいトリのおじいちゃんはあたしのことを首をかしげたりまわしたりしながらみてた。


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