†シークレット・ラブ†


「どうして─…?」



「なんだか、気になって──…」



そう言ってニカッと屈託のない、明るい笑顔に、あたしの心は、キュンと忘れかけていた心の高鳴りを感じていた。




「これ、良かったら使ってください」




そう言って手渡された白い傘




「いいんですか?」



戸惑いながら受け取ると



「もちろん。そのために追いかけてきたから」




そしてまた、キュンとなるぐらい眩しい笑顔で笑った──…





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