†シークレット・ラブ†

時計の針が、12時を回った頃──…


「ただいまぁ…あれ、まだ起きてたのか?」



「おかえりー遅かったね」



「あぁ…急に部長から飲みに誘われてさ。」



「そう。大丈夫?体」


「大丈夫。あんま飲んでないから、ホラ」

そう言って、ハァーとあたしの顔の近くで息を吐いた。



確かに…



「あんまり臭くないね」


「だろう?疲れたよう…」


「お疲れ様。ご飯は、どうしようか?」


「あぁ…腹減ってないから…いいや…明日の朝、食べるよ」


「分かった。じゃ、冷蔵庫入れておくね」


「サンキュー。ちょっとシャワー浴びてくるよ」



「うん」





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