†シークレット・ラブ†
「…そんな事…言わないでください…」
「えっ──?」
「そんな事─言わないで─
僕に──遠慮なんてしないで──…」
先生の切ない真っ直ぐな瞳が
あたしの心を捕らえた──…
瞳をそらすことができない──
そのまま
フワッと──優しいぬくもりに包まれた──…
「せん…せい…?」
どうして──?
どうして─あたしを抱きしめるの──…?
「せん──…」
「僕は──」
トクン…トクン…
「僕は──…
あなたの事が──…」
トクントクントクン…
「あなたの事が──好き──です…。」
えっ───…?