†シークレット・ラブ†
裕美が、両親の都合でアメリカに渡ったのは、高校卒業した翌日だった。
別れが辛いからと、何も言わずに裕美は行ってしまった。
それからの俺は、現実が受け止める事が出来ずに、まるで、抜け殻みたいに毎日を過ごしていた。
他の女と、何度か付き合おうとした。
軽い気持ちで、女を抱いた事もあった。
だが…
心から満たされた事はなかった…。
いつも、どこかで
手の届かない愛を求めていた…。