†シークレット・ラブ†
┗祥子side
「あなたが…好きです…」
「えっ──…?」
先生からの
思いがけない告白に
あたしの心臓は
激しく波打ち
気づいたら
目頭から涙が滲んでこぼれ落ちた…。
どうして…?
どうして…涙が出るの…?
「雨沢さん…?」
「ごめんなさい…
あたし…
ごめんなさい…」
「そう…ですよね…
イキナリ…僕みたいな男から、告白されたら…
困ってしまいますよね…
安心してください。
無理に、僕の気持ちを貴女に押し付けるつもりはありませんから…
ただ…
貴女を好きだという気持ちだけ
伝えたかったから…」