†シークレット・ラブ†

「そっかぁ…」


2人はそう呟くと、それ以上は、何も聞こうとしなかった。



「とにかくさ、久しぶりに3人で会えたんだから。楽しもうよ」



真奈美の言葉に頷くあたしと直美。



それからは、他愛のない話をして美味しいケーキを頬張り、互いに笑い。久しぶりに出会えた喜びを分かち合った。




きっと、聞きたい事がたくさんあったはずなのに…。


「あたしさ、またお菓子作る腕上げたんだよ」


「あたしもだよ。ケーキなんて、なんでも作れるんだから」


そう言って笑う2人の気持ちが嬉しかった。




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