†シークレット・ラブ†


また、きょうも遅いなぁ──…




あれから2週間が過ぎた。


誠司は、相変わらず帰りが遅く、忙しい日々を過ごしている。


帰りはいつも、11時を過ぎて、久しぶりの休日も、接待や付き合いで、家を度々留守にしていた。




「仕方のないこと」



頭の中で分かっていても


心の中では、寂しさでいっぱいだった──…





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