妖精の羽†
「いずぅ〜ほうっておかないでお母さんの話聞いてよぉ〜!!なんでそこから動かないのぉ?お家までまだ1000段ぐらいあるのにぃ〜!!」



「ちょっとお母さんはここで待ってて!いい?絶対ここから動いたらダメだからね!!」



「ほぇ?なんかよく分からないけどぉ…とりあえず了〜解ぃ〜★早く帰ってきてねぇ〜一人じゃ淋しいからぁ〜!!」



あたしが待っててと言った理由は聞かないんだね…なぜだろう?いつもは詳しく聞いてくるくせに…



今はお母さんなりに気付いてるのかも!!



「了解!!すぐ戻って来るからね!!」



「うん♪待ってる♪」



その言葉を聴きつつ、あたしはこれから続くとは知らない迷宮への階段をのぼりはじめたのだった…
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