別れた恋にさよならを
『彩夏から離れないためだったら・・・
聞き分けが悪くたっていいよ・・・・・・』
泣きそうな声で言う琉生。

何で、分からないかな・・・・・・?
「それが、別れた原因なんだけどなぁ・・・・・・」
呟くように言った。

『ぇっ・・・・・・?』
首を傾げて、どういうこと? と不思議そうにする琉生。


「もうさ、私のこと忘れてくれないかなぁ?


あとさ、そんな愛し方していたら、琉生の恋は一生長続きしないよ?」



『俺の恋なんて・・・・・・彩夏と上手くいけばいいんだ!!


ねぇ、彩夏・・・
何で・・・・・・彩夏のことを忘れなきゃいけないの?』


「・・・私も彼氏いるし、想われてるのは邪魔なんだよね。
特に、琉生に好かれてるとか超迷惑!」
私は思いっきり琉生の手をはねのけた。

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