道標

切ない片思い

席が隣だったこともあり達也とはよく話すようになっていった。
話しているうちに第一印象とはかなり違う人だということが分かった。


前にいた学校では先生や先輩はもちろん、気にいらない奴は徹底的にやるといった先生達の間でも名の知れた悪で、学校の悪達のなかでもボス的存在だったこと、お父さんもいとこも悪だということなどなど・・・


でもそれとはうらはらに優しい人だということも。


わたしと達也はどんどん仲良くなっていき放課後も一緒に遊ぶようになった。
その頃

あの2人は付き合ってる

などといった噂もでてきた。
そんな噂がでよううがわたしと達也の関係は友達以上にはならなかった。

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