少女のヴァンパイア
ファイの袖をつかんだ。
「それだけはだめ!!」
大きな声で言ったことに、
ファイは驚き、
シュリーは少し息を荒くした。
しばらくして、
シュリーが息を整え終わり、
ファイの袖を離した。
「突然大きな声を出してごめんなさい。」
シュリーはしょんぼりして、
ファイにいった。
ファイはにっこりと笑った。
「大丈夫ですよ。
少し疲れているのですね。
もう少し休まれた方がいいです。」
ファイはシュリーを横に寝かした。
そして、
ファイが立ち去ろうとしたとき、
シュリーが軽くファイの袖をつかんだ。
「どうかされましたか?」
ファイが聞くと、
シュリーはコクリと頷いた。
「…私が寝るまでここにいてくれる?」
シュリーは何かに怯えてるようで、
断ることはできなかった。
「勿論ですよ。」
ファイはそういって、
近くにあった椅子に座った。