君に伝えたい



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「今日は優斗の所に行くから」


「はい……」





次の日。あたしは朝から仕事





優斗っていうのは、最近は歌もうたいだした何でも出来ちゃう人。




雑誌とかで連載も沢山持ってて。ホントに凄い……





でも、気分が乗らなかった






「あとは、売り込み用の写真撮影、次にCM会社から美咲を生で見たいって言われてるからソコに行くわよ。」



「はい。」





この審査員長の名前は愛里【あいり】





愛里さんはあたしのいる事務所の社長さんで、専属のマネージャーさん……





社長直々に来るんだから、あたしはそれだけ期待されてるんだろな……






「着いたわ。降りましょ」


「はい」





車が優斗さんのいるスタジオについた。




エレベーターで昇り、一つの部屋の前で止まる





「ここよ……」






この先に、あの優斗さんが………………





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