君に伝えたい
君とは0なんだ
『ピリリリリリ』
また鳴り響くケータイ。
「も……もしもし?」
あたしは急いで電話に出た
『美咲!?やっと繋がった!』
やけに焦っている夏生の声。
「ど、どうしたの?」
『大変なんだ!!ハルキが……!!』
「え……?」
――――――――………………
その後、病院に着いたあたしは、
ベッドに寝そべっているハルに駆け寄った。
「ハル……?」
「……美咲?」
驚いた様子のハル。
「お前……どうしてここに」
ハルは起き上がって、
あたしを見つめる。
「どうしてって……!!夏生から電話貰って……」
あたしは血相を変えて必死に喋る