君に伝えたい










あたしってば、

こんな時にどうしちゃったの?







心配だよ?ハルの事が……



でも、心配よりも何か
ふわふわした綿あめ見たいな物が頭のなかで誘惑している。





抱き締めたい……

そうは思うけど、







「美咲…ごめんまた熱出てきた、」







フラフラの足取りでベッドに向かうハル。





「……無茶するからだろ?もう大人しく寝てろ!」







無理矢理
   布団を被せる夏生。






「おい!!布団そんな要らねぇだろ!暑苦しい!!」






何枚も布団を掛けてくる夏生に、

元気な声で反論する。





楽しそうな笑顔。





少し赤くなる顔や、


怒った時の迫力のある顔。






全部、日常的に見てきた。








だって、幼なじみだから。







< 41 / 178 >

この作品をシェア

pagetop