君に伝えたい









―――――――――――




あたしは怖かったんだ



あの関係を壊してしまうのが。




本当の気持ちに気付いたら、
今まで通り一緒に居られなくなりそうで。






そばにいると、ハルのことどうしても好きだと思ってしまう事に気付いたから










ハル、




あたしはいつの間にか……、

君に恋をしていたんだね。


そして、この気持ちに気付かないほど君の事を想っていたんだね









………どうしてあたしは、君をこんなにも好きになってしまったのかな







あの頃君を。好きにならなければ。







こんな想いを抱くこともなかったのかな








…でもあたしはもう、君を想う辛さを知ってしまった。








君に会いたいと思う恋心を知ってしまった。







ハルは凄く凄く大切な人、







だからこそ、この想いを君に伝えたいよ…。――――











< 65 / 178 >

この作品をシェア

pagetop