君に伝えたい

君の隣にもう居ない






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「……お前は何をしてんだ?」





ハルから離れると誓ってから、もう数日が立っていた。







「……何が?」







出来るだけ周りの人にはバレないようにしていたが、





流石に何日も話してないところが不自然すぎだったらしく、

昼休みの今、裏庭で夏生に勘づかれてます。








「……何で………そんなにハルキの事避けてるわけ?」







裏庭に来る人はあんまり居ないから、今は夏生と二人っきり。





「……美咲、ハルキとケンカでもしたのかよ?…何かハルキもよそよそしいし。」






あたしは食べていたメロンパンを動かすのを止めた。







……夏生に、話さなきゃ駄目だよね






自分の周りでこんな事が起きてるのに、知らされなかったら夏生も迷惑だろうし






「………ケンカ………………なのかな?でも、あたしが一方的に避けてるだけなんだけどね……」









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