君に伝えたい








「ずっとずっと、美咲の事見て、美咲の笑顔に胸がドキドキして、見つめられると、可愛くてしょうがなかった。」








君の笑顔だけは、絶対に忘れない。









「美咲は気が付いたらいつも隣に居て、笑ってくれてた。」








君が、隣に居たことを忘れない。




…………そして、









「……ありがとな。これからもずっと、……大好きだ。」










コレから先、 どんなことがあっても。













俺は君だけを想う。













君に伝わったかな…?。






上手いセリフが出てこなかったんだけど…








「………さよならだ。美咲。」






せめて、最後は笑顔で別れよう。







―美咲の笑顔が大好きだった。






美咲の性格が大好きだった。






美咲の全部が、最高に好きだった




「…………うん………」






最後に、美咲は綺麗な笑顔を見せてくれた。







「……美咲は笑顔が似合うんだから、あんまり泣くなよ?」







そう告げて、俺は裏庭を出ようとした。







「…………さよなら!、ハルっ!」








俺は振り返らずに、手を上げた。





振り返ったら、止まってしまいそうで怖かったから







美咲から走り出した俺を、止めてしまいそうだったから……。












……美咲?。













好きだよ。


好きだよ――












   大好きだよ        











まだ、君に伝えきれてない。





ただ



好きだ……





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