君に伝えたい
『マジで!?俺なんかの為に……』
『勘違いすんな!ココの制服はカワイイし、何よりあたしはハルと一緒に居た方が楽しいの!だからハルの為じゃなくて自分の満足の為!!!』
『……そうスか、まあどうでもいいけど♪』
美咲と一緒となると、楽しくてしょうがない!
『……コレからも、一緒に頑張ろうね♪』
『お……!ぅ……』
――ドキッ――――
笑顔がこんなに綺麗だって初めて知った
胸の高鳴りも、今初めて体験した。
“一生離れたくない”
そう感じたのも
初めてだった。
『んじゃぁ早くクラス行こっ!』
そう言って俺の手を取る美咲。
『………うん、行こう!』
一緒に行こうっ!
コレから先、この手をずっとずっと繋いでいたい。
気が付いたら、イライラモヤモヤは姿を消して
ドキドキとワクワクが俺の心を埋めていた。
俺、君のこと好きかもしれない。
これからは、片想いとしてお前の隣に居るからな!!
ずぇ~ったい!
ずっと一緒だ!
俺の『好き』は高校生活から始まった。
それからずっと見続けていたら、
美咲も見つめ返してくれるようになった。