君に伝えたい
あの頃、うっすら気付いていた。
でも受け止めるのが怖くて…、辛くて…。
ずっと知らんぷりしてきた。
友達として、そこは知らないふりしたほうが続くだろうと思って。
けど、俺の中でどんどん夏生が大きくなった。
そのうち知らんぷりするのが嫌で嫌でたまらなくなった。
夏生とは、隠し事なんてしたくないって想う様になっていって…。
なのに、根性無しの俺は
自分の気持ちを伝えるのが怖くて仕方なかった。
矛盾してるよな…。
本音でぶつかり合いたいのに、本音をゆうのが嫌だなんて…。
けど、傷付けたくなかったんだ。
この関係が壊れてしまいそうで、どうしても拒否反応が出てしまう。