BOY's&GIRL Story

★13話★

勢いよく開いたドアから現れたのは、聖夜だった!!!



綾「もしかして、あんたもこの部屋なの!?!?」


聖「そうだよ、つーかお前その頭……」


あっ!!!そうだった!聖夜にはバレてたけど、壱瑚にまでばれちゃったじゃん!!!


壱「ヅラだったの??」

壱瑚はまだ驚いたような顔をしている。


綾「えーっと、その…騙しててゴメン。ヅラだったんだ。」


…ここは正直に言っといた方がいいよね。


壱「なんでヅラなんかかぶってたの?」

聖「確かに。なんでだ?」



げっ!!やっぱり聞かれちゃったよ…言いたくないなぁ。
言ったらもうあたしが行ける高校なくなっちゃうよ…


でも、これから一緒に住むわけだし、隠し事なんかされてたら気分悪くなるよね…






綾「あ、あのさ、その理由聞いてもあたしの事、嫌っていうか、軽蔑しないでくれる?」



壱「うん。」

聖「あぁ。」


真剣にあたしの目を見て返事をする2人を見て、この2人なら本当のこと言っても平気だと思った。
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