出会いはボランティア!!〜ハゲとあたしの恋模様〜
「なんかお前気に入った☆」
………?
ハゲに気に入られても…
「は?どゆこと?」
「お前のアド教えてくんない?」
「わけわかんない…」
あたしは歩きだした。
「待てよ…俺さぁここのボランティア活動にきてる学校すべてに金寄付してんだよ?
もちろんお前の学校も…」
「それが?」
「お前を退学に出来る。」
ピクン!
「なんで出来るの?」
「学校にお前を退学にしなければ寄付金を取り消すと一言言えばい」
こんの卑怯者めがぁ!!!!!
「なんでそこまでして…あたしのアド欲しいの?」
「気にいったから☆」
「…理解不能。」
わけわかんない…
こんなハゲタカ。
顔だけがいいだけじゃん…
「んでアド」
あたしはケータイを出した。
「赤外線…」
[受信しました]
あたしは登録をした。(しぶしぶ)
名前はハゲタカで☆
「お前の名前なに?」
「上山悠希。」
「ふぅん。俺は深川隆生。鷹司学園の鷹司はじいちゃんの名前なんだ。」
ふかがわ たかお
案外ふつー。
「へぇーてか聞いてないし」
あたしが登録をしていると
「はぁ?ハゲタカ?」
ハゲがあたしのケータイを覗き込んでいた。
「なに見てんの?!!」
「隆生って登録しなよ」
「イ・ヤ!!!!ハゲタカで十分!!!」
「まぁいいや」