怪盗イニシャルSからの予告状
なんだよ。



なんだよ、なんだよ、なんだよ。



そしてドスドスと階段を降り、



勢いよくリビングのドアを開けると、



「うっせーんだよっ!!俺は今それどころじゃ…って、あれ?」



「ん?」



「かーちゃ…ん?」



「ん?」



「もしかして…誰か…居た?」



「さあ?」



かーちゃんの向かいのテーブルに置かれたケーキとコーヒーと、



俺と絶対に目を合わせようとしない、かーちゃんを交互に見た。

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