【実話】~17歳~浮気男を愛してる。
テンパって、叫び散らしながら車を出た。
「おい!!クミ!!クミ!!」
アキヒロの声がしたけど、あたしにはもう届かない。
"死んでやろう"
本気で思った。
何があたしをここまで追い詰めたのかは、分からないけど…
兎に角、走った。
携帯もタバコも何も持たずに。
アキヒロに見つからないように、車が通れない道だけをひたすら走る。
たどり着いた先は…
1時間ごとに通る、汽車の…線路。
何も考えずに、夢中で走って…着いた所が線路。
"死んでもいいんだ"
そう、思えた。